日本ではゴルフの話題がよく聞かれますが、それだけプロの人口も多いし、プレー人口自体もまだまだ多くて、多くの人に興味を持たれているということです。
NTTタウンページの調査を引用してみますと、世界の全てのゴルフ場数はおよそ3万5,000件にものぼるそうですが、そのうち7%を日本国内が占めるということです。日本の国土面積は世界で見ても62番めで、上位ということは出来ませんから、それほどまでに日本人の関心の高さを伺うことができます。
人口10万人あたりでもっとも多い都道府県は栃木県で、次いで山梨県、岐阜県、茨城県、北海道というあたりです。比較的関東甲信越の付近に施設が集中している様子が見えます。
そして人口10万人あたりの練習場の数を見てみると、やはり関東を中心として多くなっていることがわかります。最も練習場が多いのは栃木県で、次いで山口県、茨城県、群馬県、福島県という順番になっています。
栃木県というのはなにか日光東照宮や宇都宮のイメージが強いのですが、こんなところで目立つ県だとは知りませんでした。現時点で利用者数が多い栃木県、茨城県といった地域の特徴としては、人口が集中する首都圏から近い場所に位置しており、プレーや練習に使うことのできる土地を確保しやすく、通いやすいということも要因になっているようです。
といってもゴルフ場も練習場も、日本全体では1990年台のはじめをピークとして現在までずっと減り続けている現状があります。人口が減り始めているのに加えて、お金がかかるスポーツということで景気が悪くなれば人が離れていくことなのでしょうか。
お金をかけないで人気があるスポーツとしてはサッカーやバスケットボールがあります。ボール1つさえあればできるということは魅力ですが、そういう意味では道具を使わなければいけないスポーツは、ある程度まで発展するとその後発展しにくいところがあるのかもしれません。それは野球や特殊な陸上競技でも同様です。
今後も日本ではプレイヤー人口の現象が懸念されるところです。