気功治療は、現実的に目で見えたり、人間の五感では実感として感じる事の出来ない 「気」を扱う物で、未だに科学的に解明されておらず、更にどの様にして治療に利用 され、どの様な効果があるのかも証明はされておりません。しかし現実的には、気功 治療に頼っている人も大変多くいらっしゃいます。
気功治療は自然界にあるエネルギーを体内に取り込む事によって、病の平癒を図って 行く治療方法です。その昔私達が小さい頃の病気の時、母親が看病してくれ痛い所を 擦ってくれた経験を皆さんもお持ちかと思いますが、あれが実は気功治療だったのか も知れません。しかし、本当に効果があるのかは、科学的、医学的には疑問に思われ ている方も多くいらっしゃる事も事実です。
そんな気功治療には大きく2つの種類に分ける事が出来ます。1つは自分で行う気功 治療と、もう一つが他人に対して行う気功治療です。 自分で行う気功治療は、瞑想などを通じて自分自身の体内の「気」を充実させる事に よって心身を癒し、免疫力を高めて行く物とされております。これは「病は気から」 等の様に、日本ではその昔から良く言われてきた言葉と同じで、人の気持ちの部分が 大きく治療に影響を与えます。但し、科学的な根拠がある訳ではありませんので、一 般的には食事療法等の現実の生活の改善と併用で行う事が多い様です。
一方、他人に対して行う気功治療は、治療を受ける相手の体内の気の流れを良くする 事が目的の治療で、この治療方法としては関節などの身体に一部に滞ってしまった 「気」の流れの悪化によって体調が悪くなってしまった物を、患部に「手をかざした りする」事で気の流れを改善し、体調を良くする物とされております。しかし現代医 学で「手をかざして」身体的な不調が治癒する事は無いと考えられ、気と言うエネル ギーが目には見えない物で有ったり、熱や痛み等体感的には伝わってこないエネル ギーであるからに他ならないと考えられるからです。
この様に日本では未だ社会的に認められてはいない気功治療ですが、海外では気功治 療が実際の医療として認められている国もあり、保険が適応されている場合も有りま す。