3代目フィット1500ハイブリッド カタログには書いていない、本音で評価

皆さんが車を購入する際にまず目にするのがカタログや、最近ではインターネットでの口コミなどではないでしょうか。インターネットでの口コミに関してはある程度正直に書いて下さっている方もおられますが、各メーカーのカタログに関しては、まず不利になるような事柄は記載されていません。

しかしながら、購入してから失敗したということのないように、良い点と悪い点をきちんと知った上で購入した車を好きになってもらえれば良いのではないでしょうか。

元々、何から何まで優れているオールマイティなものは世の中には存在しませんし、良いところもそうでないところも好きになってあげて下さい。ということで、今回はホンダの3代目フィットハイブリッドについて書いてみたいと思います。

このホンダ、FITハイブリッドは早いもので初代から数えて3代目になります。フィットハイブリッドの代名詞とも言える「燃費と走りの性能の両立」、確かにアクセルを踏み込むと思っていたよりも、意外とダイレクトに伝わってくるレスポンスがあるのに驚きます。確かにスポーツカーと比べてしまえば遜色はありますが、元々スポーツカーとはジャンルが全く別になるので、普通に走行するのには全く支障がありませんし、多少の上り坂でも意外とパワフルに走ってくれます。また、ecoモードでは乗った感じでの体感になりますが、コンピューター制御かアクセルを踏み込んでも急激に回転数が上昇せずに燃費を稼いでいるような回転計の上がり具合だと思います。
走りたい人にはスポーツモードも有ります。これはガソリンでの走行となります。よってハイブリットでの走行はしないので、私のようにCO2削減、静かな走りがしたい人には不要な気がしますが(^_^;)
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インテリアに関してはとても近未来的な雰囲気はあるものの、やはり高級な感じに見えるとは言い難いものではありますが、そこまで気になるような目だった箇所はありません。
また、今までのオートマチックミッションとは異なる仕様の為に、最初はドライブの位置やパーキングのボタンに戸惑うかもしれませんが、このボタンは信号待ちなどで止まった時に押すだけなるで、私的には超便利です。(^^)
しかも車内空間も広く、後部座席に関しても大人でも十分に余裕を持って乗車できるほどです。
ゴルフバッグはシートを倒さなければ入りませんが(^_^;))))

「これなら良いことばかりじゃないの?」と思ってしまいますが、確かにまとまっているという意味では極端に悪いところは見当たりませんが、「おぉ、これはすごい!」というところも見当たりません。それと、確かに走るという点では、ハイブリッドというジャンルの中では良い方だと思いますが、アクセルを結構踏み込んで走行した際の燃費が、実走行でリッターあたり20kmそこそことなってしまうそうです。
ゆっくりとアクセルを開けてゆけばそれ相応の燃費は稼げますが、そのように走ろうとすると、後続車にかなり迷惑がかかるので後続車が無い時に行います。というのは、実走行で燃費の良い走行を心がけてアクセルを踏んでみた時、制限速度50kmに達するまで、一体何kmの距離を走行しなければならないんだろうと考えてしまうほどです。
基本的に燃費や走りに関してはドライ路面の状況がもっとも結果の出る路面状況でのデータであり、冬の凍結路面やウェット路面ではドライ路面よりも良い結果は望めないと思います。
2014年度の実燃費の記録
04月21日 695km/25L…27.8
04月30日 540km/20L…27.0
09月08日 1096km/38.0L…28.8
10月15日 863km/31.7…27.2

結果的に、燃費も良くて走りも良い車というのは不可能に近いことなので、そのような観点からではなく、他の競合車種と比べてみて、燃費は向こうの方が少し良いけど、走りの面ではこっちだとか、少し値段が高いけど、向こうよりは中も広いし装備も良いというように比べて選んでもらうのが一番ではないでしょうか。

燃費だけを見れば他にもっと良い車もあります。走ることだけを重視するならはじめからスポーツカーの方が良いに決まっています。でもハイブリッドはハイブリッドの分野で比較してみることが大切かと思います。

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